青汁を選ぶ際に確認する原料や栄養成分ですが、エネルギー、糖質はイメージしやすいものの「葉酸」という言葉を聞いたことがない人、よく分からないという人もいるはずです。
今回は青汁に含まれている葉酸についての解説や健康・効果について、葉酸を多く含んでいる青汁商品のご紹介をしていきたいと思います。
葉酸の効果とは?健康にいいの?
・動脈硬化の予防
葉酸が健康に影響する効果で有名なもの
・血中コレステロール値の抑制
・虚血性心疾患を防ぐ効果
葉酸はビタミンB群の一種に数えられるもので、ほうれん草やケール、ブロッコリー、キャベツ、イチゴ、アボカドなどに多く含まれていることで有名です。
また、胎児の正常な発育に必要な成分の1つでもあり、赤血球の形成を助ける働きがあるなど、健康維持には欠かせない栄養素としても認知されています。
葉酸不足が引き起こす症状
・食欲の低下
葉酸不足が引き起こす可能性が高い症状
・口内炎
・お腹を下しやすくなる
・悪性貧血などの症状
特によく言われているのが、育児に忙しい授乳期に野菜やフルーツを毎日たくさん食べるのは大変なことからも、葉酸不足になりがちです。妊娠初期に葉酸が不足すると、胎児に影響を与える可能性がある(神経管閉鎖障害のリスクが増大)ということから、病院などでも葉酸を摂取するように勧められることがあります。
青汁にはたくさん葉酸が含まれている
青汁100gに含まれる葉酸は820µgとなっています。
文部科学省の食品成分データベース
葉酸は植物由来の成分で、葉野菜に多く含まれています。そのことからも、青汁で使用されていることが多い原料である「大麦若葉」や「ケール」などで、多くの葉酸を摂取することができます。
ただ全ての青汁商品に一定の葉酸が含まれているわけではないので、たっぷりと葉酸を摂取したいという場合には、その製品の原料や栄養成分を確認する必要があります。
葉酸を食事で摂取するのは結構大変?
葉酸が多く含まれている食材 | 葉酸(100グラムあたりの含有量) |
枝豆 | 260μg |
芽キャベツ | 220μg |
モロヘイヤ | 250μg |
ほうれん草 | 210μg |
納豆 | 120μg |
うに | 360μg |
アスパラガス | 180μg |
ブロッコリー | 120μg |
サニーレタス | 120μg |
上記のように様々な野菜や食材などに葉酸は含まれているものの「葉酸は熱や水に弱いため、調理の際におおよそ50%減少する」と言われています。
そのことからも、料理にしてしまうと上記の数値の半分程度しか摂取することができないということになります。
しかし青汁で表記されている栄養素・栄養成分では表記されている量のままなので、たっぷりと葉酸を摂取できるという大きなメリットがあるのです。
1日に必要な葉酸の摂取目安
12歳以降は男女ともに1日あたり240µgの摂取が推奨
妊婦や授乳婦の場合は掛かりつけのお医者さんなどにも確認しておくことがベストです。
妊婦や授妊婦の場合は付加量としてその時期に合った葉酸を摂取
上記のように、基本的には1日あたり240μgの葉酸の摂取が望ましいということになります。先ほどの葉酸が多く含まれている食材である枝豆、モロヘイヤなどを食べることで摂取できるように思えますが、料理にしてしまうと約半分の数値になってしまうことから、どなたも200g食べなければ推奨値には届かない計算となります。
1つの食材を200g食べるということを毎日継続するのは非常に大変です。
青汁で葉酸をうまく取り入れよう
だからこそ、青汁で葉酸を摂取することが非常に簡易的だとされているのです。また、野菜不足による栄養バランスの乱れが気になる方にはおすすめです。
葉酸だけではなく、バランス良く摂取することが困難なビタミンなどの成分も製品によってはたっぷりと含まれています。
たんぱく質も同時に摂取したいという人は牛乳や豆乳などと混ぜ合わせて飲むことで、青汁の栄養素にプラスして摂取することが可能です。
葉酸が多い青汁は?葉酸を多く含む青汁をご紹介
以下では特に葉酸が多く含まれているおすすめな青汁をご紹介しています。
サントリー「極の青汁」
1本あたりの含有量:葉酸9.57µg
極みの青汁は特に葉酸量が多く含まれている青汁製品となっています。
飲料系最大手の「サントリー」が手がけている青汁ブランドということもあり、認知度は高く長く愛用されている方も多いように思えます。また、土づくりからこだわった国産の大麦若葉、鹿児島県屋久島などの明日菜を使用し、大手メーカが品質を保証しているという安心感が感じ取れます。
大正製薬「ヘルスマネージ」
公式サイト:https://www.taisho-direct.jp/products/detail/HCX-01-L3F000X
1本あたりの含有量:葉酸5.4µg
特徴としては、コレステロールが気になる方の食生活の改善に役立つことからも、キレイになる美容効果が豊富というよりも健康そのものの為の青汁です。
栄養バランスの良さで注目されている大麦若葉を採用。自然豊かな九州熊本県阿蘇地方の契約農家が、農薬不使用(栽培期間中)の有機栽培で育てた大麦若葉を主に使用しています。
えがお「えがおの青汁満菜」
1本あたりの含有量:葉酸225µg
毎日飲み続けられるように、風味豊かな抹茶と緑茶をプラスし、飲みやすい味わいでコクがあり、まろやかな味に仕上がっている青汁となっています。
九州産の大麦若葉と18種類の健康グリーン素材を凝縮。大麦若葉を主原料とした、沖縄県産のボタンボウフウ(長命草)などを含む24種類の厳選された健康素材を使用しています。
まとめ
青汁製品を比較してみても、含まれている葉酸の量は思ったよりも大きく異なっていることが分かります。ご紹介した中でも「えがおの青汁満菜」に関しては225μgと非常に多くの葉酸が含まれています。
もちろん無理に推奨量以上を摂取する必要はありませんが、コレステロール値が気になっている人や貧血気味の人、朝が弱い人やビタミン不足などからくる口内炎などが多い人は、葉酸をたっぷり摂取することができる「青汁」でバランスよく栄養素を取れることでしょう!
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