糖尿病の人は青汁を飲んでも大丈夫?

青汁の効果や飲み方

さて、健康面でバツグンの栄養バランスを摂取することができる青汁ですが、糖尿病の人が飲んでも問題はないのか?青汁は糖質が少ないことで知られているので、問題ないように思えますが、全てが平気というわけではありません。

今回は糖尿病の人は青汁を飲んでも問題ないのか?という疑問について解説していきたいと思います。

糖尿病の人は控えたほうがいい青汁

・ハチミツ入り青汁
・砂糖が入っている青汁
・糖質が多めな甘い青汁

まずは上記のように、糖尿病の方におすすめすることができない青汁があることを知っておいて下さい。現在の青汁は商品によって、お子様でも飲めるような飲みやすさを追求した甘く改良された青汁が存在します。

これらの青汁はハチミツや砂糖が含まれていることが多く、糖質を制限しなければいけないにも関わらず摂取してしまうことがあるので気をつけて下さい。

糖尿病とは?どんな病気

誰でも食事をすると、一時的に血糖値が高くなりますが、「インスリン」というホルモンがすい臓から分泌されることで、時間とともに正常値に戻ります。ところが、このインスリンの分泌量が少なくなったり、インスリンが分泌されてもうまく働かなくなったりすると、血糖値が高い状態が続いてしまいます。これが、糖尿病です。

血糖値が高くても、初期のころは自覚症状がほとんどないため、糖尿病に気づかなかったり、気づいていてもつい治療をおろそかにしてしまう人も少なくありません。しかし、そのまま放置して病気が進行すると、多くの場合合併症が起こります。進行すると、失明に至ることもある糖尿病網膜症、透析治療などが必要になる糖尿病腎症壊疽(えそ)を起こして足や手を切断することもある糖尿病神経障害の「三大合併症」を起こすこともあります。また脳梗塞や心筋梗塞など、命にかかわる病気を引き起こす可能性が高まります。そのため、早いうちから、血糖値をコントロールすることが大切なのです。

参考元:https://www.dminfo.jp/pc/basic_info/index/

1型糖尿病

1型糖尿病は、膵臓のインスリンを出す細胞(β細胞:べーたさいぼう)が、壊されてしまう病気です。β細胞からインスリンがほとんど出なくなることが多く、1型糖尿病と診断されたら、治療にインスリン製剤を使います。
世界的には糖尿病全体の約5%が1型糖尿病と言われています。若い方を中心に幅広い年齢で発症し、生活習慣が関わる2型糖尿病とは、原因、治療が大きく異なります。

引用元:https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/050/010/01.html

2型糖尿病

2型糖尿病は血液中のブドウ糖(血糖)が正常より多くなる病気です。初期の頃は自覚症状がほとんどありませんが、血糖値を高いまま放置すると、徐々に全身の血管や神経が障害され、いろいろな合併症を引き起こします。

2型糖尿病は体質(遺伝)や高カロリー食、高脂肪食、運動不足などが原因と考えられ、その結果、インスリン分泌の量やインスリンの効き具合が低下し、インスリンの作用不足が起こります。インスリンは、すい臓のβ(ベータ)細胞で作られるホルモンで、血糖値を下げる働きがあります。

2型糖尿病では「インスリンの作用不足」を改善し、血糖値を上手にコントロールすることが大切です。そうすることで、病気の進行を防ぎ、合併症を予防することができます。

引用元:https://www.diabetes.co.jp/dac/diabetes/about2

妊娠糖尿病

妊娠中に血糖が高くなることで注意を必要とする糖代謝異常には、大きく分けて3種類があります。「妊娠糖尿病」と「妊娠中の明らかな糖尿病」と「糖尿病合併妊娠」です。

「妊娠糖尿病」は、妊娠中に発見または発症した糖尿病ほどではない軽い糖代謝異常です。一方、「糖尿病合併妊娠」とは、糖尿病といわれていたひとが妊娠した状態です。「妊娠中の明らかな糖尿病」には、もしかしたら妊娠前から診断されていない糖尿病があったかもしれないという糖代謝異常などが含まれます。

引用元:https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/perinatal/bosei/bosei-jsdp.html

その他の糖尿病

上記のように糖尿病にも複数の種類がありますが、その他の糖尿病とは糖尿病による影響から起きる他の病気(がんや肝臓関連の病気)もあります。

青汁は糖尿病に効果的?

青汁に含まれている食物繊維には、便秘の症状を改善するだけでなく、糖分の消化吸収を緩やかにする効果があります。

しかし、一般的に販売されている多くは「粉末タイプの青汁」です。飲みやすくするために、野菜のカス(食物繊維)はほぼ排除されるため、本来の青汁では食物繊維の効果はあまり期待できず、糖尿病に良い効果は得られにくいのです。

血糖値の上昇を防ぐには桑の葉(桑葉)がおすすめ!

青汁で使用されることも多い原料「桑の葉(桑葉)」は糖分の消化吸収を緩やかにする効果がある食物繊維だけではなく、ミネラルが豊富なことで知られています。

糖尿病の方や血糖値の高い人はミネラル不足ということも多いので、桑の葉(桑葉)の特徴が非常にマッチしていると言えます。

また、桑の葉(桑葉)には「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」という成分が含まれていることからも、血糖値の上昇を防ぐことが期待されています。

青汁に含まれている栄養素を摂取しつつ、血圧の上昇を下げることができるという一石二鳥と考えられますが、継続して飲み続けなければ効果は期待できませんので、できるだけ継続して毎日適切な量を飲むことが重要です。

食前に飲むと良し!

青汁を飲むタイミングでも血糖値を下げることができると言われており、食事の30分前に飲むだけでも、食後の血糖値の上昇を抑える効果があると言われています。

まとめ

結果的に、血糖値が気になる糖尿病の人には青汁はおすすめできるものの、糖質が含まれていない、または低い青汁がおすすめだということです。

桑の葉(桑葉)には、血糖値の上昇を防ぐことが期待できる成分でもある「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」が含まれているということが最大の特徴として挙げられます。

更に血糖値の上昇を抑えることができる食事の30分前に飲むことで効果を最大限に発揮する飲み物です。糖尿病の方は桑の葉(桑葉)が原料とされている青汁を選ぶのがおすすめです!

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